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第17回左官工事雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社ヤマダ、更新担当の中西です。

~「左官は“塗る技術”ではなく“仕上げを創る芸術”」~

 

■ ◆ 左官工事とは?🧱👷‍♂️

左官工事とは、
壁・床・天井などに
モルタル・漆喰・珪藻土・土壁などの材料を用い、
コテで仕上げていく職人技。

建築の仕上げを「つくる」だけでなく、
構造を守り、空間の質まで左右する重要な工程です。


■ ◆ 左官工事の“凄さ”はどこにある?💡✨

✔ 1. 職人の「手仕事」が仕上がりの差になる

同じ材料を使っても、
職人によって仕上がりがまったく違う世界。


✔ 2. 精度

  • 1mmの凹み

  • ほんの少しの傾き

  • コテの角度

これだけで表情が変わります。


✔ 3. 仕上げの種類が無限

  • パターン

  • 質感

  • 色合い

  • 光の当たり方

組み合わせで“唯一無二の壁”が完成します。


■ ◆ 左官材料の種類と特徴🌿

✔ 漆喰(しっくい)

自然素材で調湿・抗菌性に優れ、
高級住宅や旅館、店舗に人気。


✔ 珪藻土

湿度調整に強く、カフェや住宅で大人気。


✔ 土壁

日本の伝統工法。
温かみがあり、和風建築に合う。


✔ モルタル

外壁・土間・下地に使用。
耐久性抜群で、最近は“モルタル風デザイン”もトレンド。


✔ ジョリパット

カラー・質感が豊富。
洋風・モダン住宅に人気。


■ ◆ 左官の仕上げは“無限にある”🎨

左官仕上げには膨大なパターンがあります👇


✔ コテ仕上げ

左官の基本。
光で陰影が出て美しい。


✔ ラフ仕上げ

ザラっとしたワイルドな質感。


✔ 洗い出し

砂利を浮き出させる高級仕上げ。
玄関アプローチで人気。


✔ ローラー仕上げ

模様を出すデザイン性の高い工法。


✔ コテ波仕上げ

波のようなラインを描く美しいパターン。


✔ くし引き(ストライプ)

スタイリッシュで店舗に人気。


左官は「塗る」ではなく
**“空間をデザインする仕事”**なのです。


■ ◆ 左官工事の現場はこう進む🏗️


● ① 下地処理

ここが最重要。
下地が悪いと、どんなに技術が高くても仕上がりません。


● ② 材料づくり

左官材料は配合で強度・質感が変わる世界。
気温や湿度でも水分量が変わります。


● ③ 塗り付け

コテの角度・圧・スピード。
すべてが美しさに直結。


● ④ パターン出し

仕上げの模様・陰影をつくる工程。


● ⑤ 乾燥

乾き方でひび割れが出るため、職人が常に調整。


左官は、現場環境を“読みながら”技術で美しさをつくる仕事です。


■ ◆ 左官は建物の“性能”を高める仕事🛡️

左官工事は見た目だけではありません。

  • 断熱性

  • 防火性

  • 調湿性

  • 防音性

  • 耐久性

建物の寿命を左右する重要な役割を担っています。


■ ◆ 左官職人の技術は「一生モノ」💪🎖

左官は習得に時間がかかる職人仕事。

  • コテの扱い

  • 下地の見極め

  • 材料の配合

  • 仕上げのスピード

  • 天候の読み

  • 現場判断

経験年数がそのまま技術力となる世界です。


■ ◆ まとめ

左官工事は、
美しさ・耐久性・快適性・伝統技術
すべてが融合した“建物の質”を決める技術。

住まいに自然の風合いや温かみを与える、
日本が誇る職人の仕事です。

 


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