
今日はちょっと嬉しいご報告を。
なんと、うちのメンバーの一人が勤続10年を迎えました〜!👏👏👏
思い返せば、最初は道具の名前も分からず、現場で「それじゃない、それでもない!」って言われながら頑張ってた彼。雨の日も炎天下の日も、黙々と、でも楽しそうにコテを握っていた姿が印象的でした。
そんな彼も今では、若手の指導役として頼りにされる存在に。
時には厳しく、でもちゃんと面倒見が良くて、後輩からも慕われてます👍
で、この節目に「ささやかだけど、何かお祝いしたいよね」ってことで、社内でこじんまりと表彰式を開催しました🎉
手作りの感謝状と、ちょっとしたプレゼントを贈ったら、ちょっと照れながらも嬉しそうでしたよ〜😊
こうやって、仲間と一緒に歩んできた時間を振り返ると、改めて「人」って大事だなって感じます。
これからも、一人ひとりの頑張りにちゃんと目を向けて、大事にしていきたいなと思いました。
最後に…
もし「左官って面白そう」と思った方がいたら、ぜひ仲間になりませんか?
うちでは未経験でも大歓迎!一緒にモノづくりの楽しさを味わいましょう🏠✨
皆さんこんにちは!
株式会社ヤマダ、更新担当の中西です。
テーマ:左官仕上げの種類とインテリア活用術
前回は、左官工事で使われる道具や材料についてご紹介しました。
今回は、左官仕上げのバリエーションや、それぞれのインテリアへの活用方法を解説します。
左官仕上げと一口に言っても、さまざまな技法や表情があり、住宅から店舗まで幅広く利用されていますよ!
特徴:砂の粒感を活かしたザラリとした質感が魅力。
施工例:和室や旅館などの和風空間だけでなく、カフェなどでナチュラルな雰囲気を演出するのにも使われます。
メリット:調湿効果が期待でき、空気の通りが良いため、快適な室内環境をサポート。
特徴:消石灰を原料とする自然素材。真っ白で艶やかな見た目が印象的。
施工例:和風住宅はもちろん、ヨーロッパ風の白壁をイメージしたデザインにも人気。
メリット:防カビ・抗菌作用があり、調湿効果にも優れています。経年変化も楽しめる仕上げ。
特徴:セメントと砂、水を混ぜたモルタルで仕上げるスタイル。無機質でクールな印象。
施工例:カフェやオフィスなど、インダストリアル風・コンクリート打ちっ放し風の内装に利用。
メリット:強度が高く、汚れにくいためメンテナンスが比較的容易。床仕上げにも適している。
特徴:土を主成分とし、温もりある自然な色合いが特徴。
施工例:古民家再生や和風飲食店など、素朴で落ち着いた雰囲気を求める空間で重宝。
メリット:断熱・調湿性能が高いほか、やさしい感触で住む人にリラックス効果を与える。
特徴:海や湖の底に堆積した珪藻(けいそう)の化石からなる土。漆喰同様、自然素材。
施工例:リビングや寝室など、湿気やニオイが気になる場所に人気。
メリット:高い調湿効果と消臭効果があり、結露対策にも有効。
アクセントウォールとして
壁の一面だけ漆喰やモルタル仕上げにすることで、部屋全体にメリハリを作り出す。
和室なら砂壁、リビングならモルタル、といった異素材ミックスで独特の世界観を演出。
家具や小物とのコーディネート
無機質なモルタル壁には、暖色系の木製家具やファブリックを合わせると、やわらかい印象に。
漆喰や土壁には、鉄製アイアン家具などを組み合わせて、和洋折衷のモダンスタイルを楽しむのもおすすめ。
店舗や商業施設のデザイン
飲食店や美容室での壁一面の左官仕上げは、自然素材ならではのあたたかみが評価されがち。
ロゴやサインを浮き彫りにする「レリーフ仕上げ」や、ブランドイメージに合わせた独自カラーを調合するなど、オリジナリティを出せるのが魅力。
天井や床への応用
床にモルタルを採用して、コンクリート打ちっ放し風に仕上げたり、天井を漆喰で塗り込めて明るく清潔感のある空間にしたりと、壁以外の部位にも応用可能。
デザイン自由度が高い:職人の技術とアイデア次第で、同じ材料でも多彩な表情を生み出せる。
調湿効果や消臭効果:漆喰や珪藻土など、自然素材系の左官材料には空気をきれいに保つ作用が期待できる。
高い耐久性:上手に施工すれば、長期間にわたり美しい仕上がりをキープしやすい。
工期と費用:練りや塗りの工程が複数回必要なため、クロス(壁紙)貼りなどと比べて工期とコストがかかることが多い。
職人の技量に左右される:同じ材料でも、職人の腕次第で仕上がりに差が出る。信頼できる業者選びが重要。
ひび割れリスク:乾燥過程で収縮が起きるため、気候や施工環境によって細かなひびが入る可能性もある。適切な下地処理と養生が必要。
素材の特性を理解
漆喰なら防カビ性、モルタルなら無機質な質感など、素材ごとの特性を把握しておく。
住まいのスタイルや目的に合ったものを選びましょう。
ショールームや施工例を参考に
実際に触れたり見たりすることで、仕上がりのイメージが湧きやすくなる。
左官仕上げをメインとしたモデルハウスや施工現場を見学するのもおすすめ。
職人の経験とセンスを重視
仕上がりの質感や美しさは、職人の腕に大きく依存。
口コミや実際の事例写真を確認し、納得のできる業者を選ぶと安心です。
左官仕上げの種類には砂壁・漆喰・モルタル・土壁・珪藻土などがあり、それぞれの質感や特徴が異なる
インテリアでの使い方はアクセントウォールや床天井に活かすなど、デザイン自由度が高く、店舗や住宅を個性的に演出
メリットとして調湿効果・高いデザイン性が挙げられる一方、工期や職人の腕による影響も大きい
素材特性を理解し、ショールームや施工例を参考にしながら、信頼できる業者・職人を選ぶのが成功の鍵
左官仕上げは、壁紙やパネル材では味わえない“アナログの温かみ”や“職人技の魅力”が存分に感じられます。
家づくりや店舗デザインを考える際には、ぜひ左官仕上げを選択肢の一つとして検討してみてください!
以上、第4回左官工事雑学講座でした!
次回(第5回)は、「左官仕上げのメンテナンスと長持ちさせるコツ」をテーマにお送りする予定です。
どうぞお楽しみに!
株式会社ヤマダでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
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皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
株式会社ヤマダ、更新担当の中西です。
テーマ:左官工事で使われる道具と材料
前回は左官工事の具体的な流れや職人が大切にしているポイントについて解説しました。
今回は、左官工事に欠かせない道具や材料を詳しくご紹介します。
どんな道具や材料を使うかによって、仕上がりの質や作業効率も変わってくるんですよ!
最も代表的な道具がコテです。塗りつけや仕上げの際に使用し、仕上がりの表情を左右する重要な道具です。
材質や形状がさまざまで、ステンレスコテはサビに強く扱いやすい一方、木コテはナチュラルな質感を出したいときに使うなど、用途に応じて使い分けます。
コテ板とは、左官材を一時的に乗せておくための板です。
練板と呼ばれる大きい板もあり、材料を練り混ぜたり、複数の職人が同時に材料を取ったりする際に重宝します。
壁や床が平行・垂直になっているかを正確に測るための道具。
水平器は泡の入ったカプセルで水準を見極め、下げ振りは糸の先に重りをつけて垂直を確認します。
材料の練りや混合、水をはかる際に使います。大きさや形状が作業内容によって変わることも。
プラスチック製から金属製まで多種多様。持ち運びのしやすさも考慮して選びます。
細部の仕上げや、余分な材料の除去などに用いる道具。
コテでは届かない部分の調整や、模様付けの際に活躍します。
セメント + 砂 + 水を混ぜたもの。強度があり、壁や床の下地材として多用されます。
仕上げ用に微粒の砂を使ったものや、防水性を高める添加剤を加えたものなど、用途に合わせた種類が豊富。
消石灰 + 水 + 砂などを混ぜ合わせた自然素材。
調湿効果や防カビ効果が期待でき、和風建築や自然派志向の住宅で人気があります。
海や湖の底に堆積した珪藻(けいそう)の化石からなる土。
漆喰同様に調湿性能が高く、室内壁の仕上げ材として利用されることが多いです。
モルタルやコンクリートに混ぜる砂や小石。
粗さや粒度が変わると仕上がりの質感や強度が変わるため、目的に応じて粒度を選びます。
バスルームや外壁など、水気の多い場所での施工には、防水性や耐久性をアップさせる防水材・添加剤を混ぜ込むことも。
ひび割れを抑える、早期乾燥させるなど、機能性を高める助けになります。
練りの工程でのこだわり
材料を適切な割合で混ぜることが、作業のしやすさや最終的な仕上がりに直結。
職人の経験が大きく活きる部分で、湿度や気温を見ながら水の加減を微調整することも。
コテ使いの妙
コテの角度や圧力、手の動かし方ひとつで、表面の平滑度や模様の入り方が変わります。
「コテ波」と呼ばれる模様や、彫刻のようなデザインを施す場合もあり、職人のセンスや技術が光る場面です。
道具のメンテナンス
コテや練板は、使用後すぐに水洗いし、材料が固まって付着しないようにするのが基本。
錆びや汚れを防ぎ、常に良好なコンディションを保つことで、仕上がりの品質と効率がアップします。
砂壁仕上げ: 砂粒の粒度を活かし、ザラリとした質感が特徴。和風の住宅や旅館などでよく見られます。
鏝(こて)押さえ仕上げ: コテを何度も押さえることで、艶やかな平滑面を作り出す仕上げ。漆喰やモルタルの上塗りに最適。
スタンプ仕上げ: モルタルが半乾きの状態で模様のついた型を押し当て、ブロックや石のような見た目を再現。庭のアプローチなどに使われます。
刷毛(はけ)引き仕上げ: ブラシやハケで表面に筋を入れることで、滑り止め機能を持たせたり、独特の模様を作る技法。
道具: コテやコテ板、ブラシなど、多種多様な道具を使い分けることで美しい仕上がりを実現
材料: モルタル・漆喰・珪藻土など、用途やデザインに合わせて最適なものを選ぶ
練りやコテ使い: 職人の経験と技術が大きく影響する工程。手の感覚が仕上がりを左右
仕上げテクニック: 砂壁や鏝押さえ、スタンプなど、表情豊かな仕上がりを作り出せる
左官工事の道具や材料は一見地味な印象かもしれませんが、
これらを使いこなすことで、驚くほど多彩な表情の壁や床が生まれます。
家や建物に温もりや味わいを与えるのが左官の魅力です。
次に左官工事を見る機会があれば、ぜひ道具や材料にも注目してみてください!
以上、第3回左官工事雑学講座でした!
次回は、「左官仕上げの種類とインテリア活用術」をテーマに、さらに深く仕上げテクニックのバリエーションを掘り下げていきます。
どうぞお楽しみに!
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